新・群馬県総合計画(基本計画)
10/135

8 第2章 ビジョンから基本計画へ   とが考えられます。このことは、地域社会にとって長年の課題であった人口減少が「東京よりも魅力的」な要素となる可能性を意味しています。ビジョンでは、ゆとりのある生活空間が安全・安心のベースとなり、東京への近さという地理的優位性と合わせ、新しい日常(ニューノーマル)が群馬県の強みになると、積極的に捉えて ■■■年の群馬県の姿を描きます。■目指す姿■群馬県が ■■■年に目指す姿のキーワードは「快疎」です。「開疎」なだけでは、どこの地方都市とも違いがありません。群馬県は快適な疎を目指します。ここからは、「快疎」の中身を紐解いていきます。■ビジョンで描く ■■■年に目指す姿は「年齢や性別、国籍、障害の有無等にかかわらず、すべての県民が、誰一人取り残されることなく、自ら思い描く人生を生き、幸福を実感できる自立分散型の社会」です。■■ポイントは、「多様な県民が誰一人取り残されることがない」こと、「幸福を実感できる」こと、そして「自立分散型の社会」であることです。■3つの幸福■■まずは幸福です。幸福とは何か、その答えは人によって異なります。まして行政が決めつけるものではありません。しかし、物質的豊かさだけでは充足されることのない幸福が、今ほど求められている時代もないのではないでしょうか。そこでビジョンでは、群馬県が目指す社会の幸福とはどのようなものなのかを、誰にとっての幸福なのかという視点

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る