新・群馬県総合計画(ビジョン)
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出典:「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」(渡邉淳司、ドミニク・チェン監修・編著)、「幸せのメカニズム実践・幸福学入門」(前野隆司著)71参考)幸福とコミュニティ◇東京都市大学の坂倉杏介准教授は、ウェルビーイングにとってコミュニティには3つの意味があると指摘しています。◇まずは、「コミュニティの中で自分の存在を確かめられる安心感」という点です。自分の居場所がありそこにいるだけで安心できる、そんなつながりがあるのがコミュニティです。◇次に、個人がよい状態であるためには、他者の存在が欠かせません。「他者とともにある共在の感覚や、他者の心を感じる共感の感情」が、ウェルビーイングには重要だとされます。他者が多様な差異を前提に関わり合うことで生まれる「公共圏」としての性格がコミュニティにはあります。◇最後に、「自律的に社会創造に参加する達成感」が挙げられます。ウェルビーイングには、誰かにやらされるのではなく、自らの意志に基づいて行動するという自律性が重要です。つまり、自律的に社会課題の解決に関わることで得られる役立っている感覚や充足感がウェルビーイングを高めるのです。◇私たちは「自立分散型の社会」を、参加者が安心感や他者への共感、共創に加わる達成感を得られる空間としてデザインしていくことを考えています。◇私たちはコミュニティをとおして「やってみよう」という達成感や、「ありがとう」という安心感を得ることができるのではないでしょうか。

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