インタビューレポート⑤~ 行政職員向けSDGs研修(神流町役場・関裕介さん) ~
未来共創ワークショップから生まれたアクション ⑤
行政職員向けSDGs研修(神流町役場・関裕介さん)
<背景>
群馬県が目指す未来を記した「新・群馬県総合計画」。その柱のひとつに産学官民が多様な分野で連携し、地域の課題の解決を目指す「官民共創コミュニティ」があります。その実現に向けて、令和3年度より始まった「未来共創ワークショップ」。官(=県や市町村などの行政)と民(=地域住民や企業等)が、それぞれの立場を越え、共にテーブルを囲み、地域の想いや実情に寄り添いながら、地域の課題解決に取り組む。そんな関係を紡いでいくことを、このワークショップでは目指しています。
また合わせて、話し合いがスムーズに進むように県と市町村職員にファシリテーション技術を学んでもらう研修も実施。そうすることで継続的に地域を支援できる体制づくりを行っています。
今回は、令和4年度の未来共創ワークショップで生まれた未来の芽(アイデア)を実現した方にインタビュー。未来共創ワークショップはどんな場だったのか、ワークショップ後にどんな行動をされたのかなどを神流町役場職員の関さんにお話を伺いました。
Q.未来共創ワークショップに参加した感想を教えてください。
地域の将来像について考えるいい機会になりました。
また、町の事業担当者だけが考えるのではなく、色々な人を巻き込んで考えていくという土壌ができ始めたので、そこにいい種が蒔けるよう、いい土を作る作業が大事だと思います。
▲ワークショップの様子
Q. ワークショップの中では「SDGs研修」というアイデアは出てきませんでしたが、どうして今回「SDGs研修」を行おうと思ったのでしょうか。)
今回に限っては、未来共創の手前の話で、アクションを起こすとその先で何が起こり、それが誰のため、何のためなのか考えることの大切さをまずは行政職員に体感してほしいという思いがありました。
目先の事だけではなく、先を見据える、周囲を見て物事を進める能力を高めることを目的として考えていました。
▲SDGs研修の様子
Q. 今後取り組んでみたいことはありますでしょうか。
町だけではなく他の団体も含めて、今後もこのような研修を実施していきたいです。
それぞれのプレイヤー目線で感じたことを現状に置き換えて問題点を洗い出し、双方の立場を理解し尊重してワークショップやまちづくりが出来る雰囲気や土壌を作っていけたらと思います。
Q. 官民で連携しながら地域における課題に挑戦したいと思っている人へメッセージをお願いします。
まずは、当事者になることが大事なのだと思います。外からも物事に対して意見は言えますが、それは第三者目線の他人事になってしまうかもしれません。地域にあるさまざまな課題を解決するためには、まずは地域に飛び込んでみて当事者になってみるのがいいのかもしれません。
「自分も地域でこういった活動をやってみたい!」、「官と民とで共創して地域課題に取り組みたい!」、「○○さんと一緒に取り組みたい!」 など、県の官民共創事業や関さんの活動に興味のある方は群馬県未来創生室までご連絡ください。 みなさまからのご連絡をお待ちしております。
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